日商簿記2級はすごいって本当?

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日商簿記2級はすごいって本当?

「日商簿記2級はすごい」と言われますが、本当にそうなのでしょうか?
会計の基礎を学ぶ資格として人気のある日商簿記2級ですが、実際に取得することでどのようなメリットがあるのか、どの業界で活かせるのかを詳しく解説します。
特に、これから資格取得を目指す人や、すでに勉強を始めている人にとっては、日商簿記2級の価値を正しく理解することがモチベーションの向上につながります。この記事では、日商簿記2級が「すごい」と言われる理由や、取得するメリットについて詳しく紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

日商簿記2級に合格するのはすごい?
日商簿記とは、「日本商工会議所及び各地方商工会議所主催 簿記検定試験」です。商工会議所の検定試験は、「商工会議所法」という法律に基づき全国統一の基準により実施している「公的試験」で多くの企業から高い評価と信頼を得ています。初級、3級、2級、1級の4階級があり、級が上がると工業簿記や財務諸表分析など出題範囲や難易度が上がっていきます。受験資格の制限はなく、学生から社会人まで幅広い層が受験しています。簿記の資格にはほかにも全経簿記、全商簿記などがあります。
日商簿記2級は、会計や経理の実務に直結する資格として多くの人に人気があります。しかし、実際に合格するのは簡単なことではありません。ここでは、日商簿記2級の合格率や、他の資格との難易度の比較を通じて、「日商簿記2級に合格するのは本当にすごいのか?」を検証していきます。

① 日商簿記2級の合格率は?
日商簿記2級の試験科目は、3級でも扱う「商業簿記」に加えて「工業簿記」が登場します。100点満点で2科目合計70点以上取れば合格です。
日商簿記2級の合格率は、おおよそ 15%~30% 前後で推移しています。回によっては10%台になることもあり、難関資格とまではいかなくても、決して簡単に合格できる資格ではありません。合格レベルの知識習得には、簿記3級レベルの知識を習得済の方で、最低でも3~4ヶ月で100~200時間が必要となります。簿記2級は多くの企業が経理部門スタッフに求めるレベルであるため、取得すれば就職や転職の際に有利に働きます。

2020年12月から新たにネット試験が導入され、試験は全国約100か所に設置された日商公認のテストセンターで実施され、試験日はテストセンターごとに異なりますが、空きがあればいつでも受験することができ受験しやすくなりました。また、合格証書はデジタル(PDF)で即日授与されます。従来から行われている統一試験(ペーパー試験)は、1年度に3回(6月の第2日曜日・11月の第3日曜日・2月の第4日曜日)実施されます。


参照:簿記 商工会議所の検定試験
このように、合格率が推移していることからも、決して「簡単に取れる資格」ではないことがわかります。

他資格と比較しても日商簿記2級合格はすごい

日商簿記2級の難易度を理解するために、他の資格と比較してみましょう。

【資格名】    【合格率】
日商簿記3級   40~50%(基礎レベル)
日商簿記2級   15~30%(中級レベル)
日商簿記1級   10%前後(上級レベル)
FP2級       30~40%
宅地建物取引士  15~18%
社会保険労務士  5~7%

簿記以外の他資格とは単純に比較するのは難しいですが、こうしてみると日商簿記2級は「やや難しい資格」に分類されることがわかります。日商簿記2級の試験では、仕訳の理解や財務諸表の作成能力が問われるため、暗記だけではなく計算や実践的な知識が求められます。
では、なぜ日商簿記2級は「すごい」と言われるのでしょうか?
次の章では、日商簿記2級が評価される理由について詳しく解説していきます。

日商簿記2級がすごいと言われる理由

日商簿記2級は、「合格するのが難しい資格」であるだけでなく、 取得することで高く評価される資格 でもあります。では、なぜ日商簿記2級は「すごい」と言われるのでしょうか? その主な理由を解説していきます。
① 実務に直結する知識が身につく
日商簿記2級は、 商業簿記と工業簿記の両方を学び企業の財務諸表作成・経営管理ができる知識を身につける資格です。企業の決算書を作成・分析するスキルや、コスト管理の知識が求められ、経理や財務の現場で即戦力として活かせる内容になっています。
特に、仕訳処理・財務諸表の作成・工業簿記(原価計算) などは、実際の経理業務と密接に関わっています。そのため、資格を持っているだけで 「実務レベルの知識がある人材」とみなされやすいという強みがあります。

② 企業の評価が高い
日商簿記2級は、 企業からの評価が高い資格のひとつ です。特に、以下のような業界や職種では、持っていることで採用や昇進が有利になることがあります。
会計事務所・税理士事務所 → 経理の基礎知識があると即戦力になれる
一般企業の経理・財務部門 → 決算処理や財務諸表の理解ができる
金融業界(銀行・証券・保険) → 企業の財務状況を分析するスキルが役立つ
企業側にとっては、簿記2級を持っている人は 「最低限の経理・財務知識がある」と判断できるため、採用や昇進時のアピール材料としても非常に有効です。

③ 転職やキャリアアップに有利
日商簿記2級を取得すると、 未経験からでも経理職や会計事務所への転職が可能になります。実際、求人サイトでは「経理未経験可」の求人の多くが、「簿記2級以上」を応募条件に設定しています。
2025年版「就職・転職に役立つ資格・検定ランキング」では、日商簿記検定が1位となっております。
第1位:日商簿記検定
第2位:宅地建物取引士 (宅建士)
第3位:ファイナンシャル・プランニング技能検定 / ファイナンシャル・プランナー
第4位:TOEIC
第5位:実用英語技能検定(英検)
第6位:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
第7位:自動車運転免許
参照:国内最大級の資格・検定情報サイト「日本の資格・検定」2025年版!就職・転職に役立つ資格・検定ランキングTOP30

また、様々な業種・業界のビジネスマンにとっても、資格を取得することで就職・転職、昇給・キャリアアップにつながる可能性があり、より責任のあるポジションを目指すことができるのが簿記2級の大きなメリットです。

日商簿記2級はすごい?取得のメリット3選

日商簿記2級を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、 就職転職・年収アップ・ビジネススキルの向上という3つのポイントに分けて、簿記2級の魅力を詳しく解説します。
① 会計事務所や経理職への就職転職が有利になる
日商簿記2級は、経理・財務の基礎知識を証明できる資格です。そのため、特に 会計事務所や企業の経理財務部門への転職に有利になります。
実際に、求人情報をチェックすると、以下のようなケースが多く見られます。
「簿記2級以上をお持ちの方、歓迎!」(会計事務所・税理士事務所)
「経理未経験OK!簿記2級をお持ちの方は優遇します」(一般企業の経理職)
企業にとって、簿記2級を取得している人は 「経理の基礎が身についている人」 と評価されるため、実務経験がなくても採用される可能性が高くなります。
また、 税理士試験や会計士試験を目指す人にとっても、簿記2級は登竜門的な資格です。まずは簿記2級を取得し、その後税理士試験の科目合格を目指す人も多くいます。

② 年収増加につながることも
簿記2級を取得すると、収入アップのチャンスが広がることもメリットのひとつです。
未経験から会計事務所や経理職に就職転職したり、現職にてキャリアアップし役職に就くことで収入アップも可能です。
また、簿記2級を活かしてさらに上の資格(簿記1級、税理士、公認会計士)を目指すことで、より高収入を得ることも可能になります。簿記2級はキャリアの入り口として非常に重要な資格と言えるでしょう。

③ ビジネスにおいて活用の場が多い
日商簿記2級は、会計・経理財務の仕事だけでなく、ビジネス全般に役立つ知識を身につけることができます。
ビジネススキルとして必要不可欠なスキルのひとつとして挙げられる「会計」は、業種・職種を問わず必要な知識のため費用対効果が高く、その中でも簿記2級は就職・転職・昇進時に評価してもらえる『コスパが高い資格』として特に人気があります。
◎財務諸表を読む力がつく → 企業の経営状況を理解できる
◎コスト管理の知識が身につく → 企業の利益を意識した仕事ができる
◎経営戦略に活かせる → 会社の資金繰りや事業計画に貢献できる
また、経営者・経営幹部・管理職や個人事業主にとって簿記の知識は必須です。自社の決算書を正しく理解し、財務状況を分析するスキルがあれば、より戦略的にビジネスを展開できます。

日商簿記2級が活かせる職業4選

日商簿記2級を取得すると、どのような職業で活かせるのでしょうか?
ここでは、 『税理士・会計事務所』、『企業の経理・財務・経営企画』、『金融業界』、『コンサル業界』、の4つをご紹介します。
① 税理士事務所・会計事務所
税理士事務所や会計事務所では、簿記2級の知識がそのまま実務に直結します。
・クライアントの帳簿作成・仕訳処理
・試算表や決算書の作成補助
・税務申告のサポート
特に 税理士を目指す人にとっては、簿記2級は必須レベルの資格です。簿記2級を持っていると仕事の理解がスムーズになります。

②企業の経理・財務・経営企画
企業の経理・財務・経営企画部門では簿記2級が最も活かせる職業のひとつです。
・仕訳入力・帳簿作成
・請求書・領収書の管理
・決算業務・財務諸表の作成
・経営管理
簿記2級を持っていることで、即戦力として評価されやすく、未経験からの就職転職も可能です。
また、経理財務の実務経験は一度スキルを身につければ、他業種でも活かせ長く働けるというメリットもあります。

③ 金融業界(銀行・証券・保険)
金融業界でも、簿記の知識が活かせる場面は多いです。
例えば、銀行員が企業へ融資を行う際には、その会社の財務諸表を分析して 「この企業にお金を貸しても大丈夫か?」 を判断する必要があります。簿記2級を持っていれば、財務諸表を正しく読み取り、経営状況を把握する力が身につきます。
また、証券会社や保険会社でも、企業分析のために会計や財務の知識が求められるため、簿記2級の資格があると評価が高まります。

④コンサル業界
コンサルティング業界の中でも、特に 会計・財務・税務などの経営コンサルの分野では簿記2級以上の知識は必須不可欠となります。企業の経営戦略や経営改善するには、財務諸表を分析し、コスト削減や利益向上の戦略立案が求められます。将来的にコンサル業界でビジネスの専門家を目指す人にもおすすめの必須資格です。

日商簿記2級は、このように就職転職・キャリアアップ・ビジネススキル向上に役立つ「すごい資格」です。
これから会計事務所・税理士事務所、経理・財務職、税理士・会計士を目指す人やキャリアアップを考えている人にとって、簿記2級は非常に有益な資格です。これから勉強を始める方は、ぜひ目標に向かって頑張ってください!

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