【2025年】税理士試験の申込み方法は?スケジュール・必要書類・注意点を解説
税理士試験は、毎年多くの受験者が挑戦する国家試験です。難易度の高い試験であるだけに、しっかりとした事前準備が求められます。
その中でも意外と見落とされがちなのが「申込み手続き」です。
「どこで願書を手に入れるの?」「どんな書類が必要?」「提出方法は郵送?それともオンライン?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。申込みの手続きは、細かいルールや書式の指定が多く、ミスがあると受験できなくなる可能性もあるため、正確な情報をもとに準備を進めることが大切です。
この記事では、税理士試験に向けた申込方法を、スケジュールから書類準備、注意点まで詳しく解説します。これから受験を検討している方や初めての方でも安心して手続きを進められるよう、わかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【2025年(令和7年)の税理士試験スケジュール】
受験申込用紙の交付 2025年4月7日(月)~ 2025年5月9日(金)
受験申込受付 2025年4月21日(月)~ 2025年5月9日(金)
受験票発送 2025年6月23日(月)~ 2025年7月11日(金)
試験日 2025年8月5日(火)~ 2025年8月7日(木)
合格発表予定日 2025年11月28日(金)
※詳細な情報は、必ず国税庁HP「税理士試験受験案内」をご確認ください。
その中でも意外と見落とされがちなのが「申込み手続き」です。
「どこで願書を手に入れるの?」「どんな書類が必要?」「提出方法は郵送?それともオンライン?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。申込みの手続きは、細かいルールや書式の指定が多く、ミスがあると受験できなくなる可能性もあるため、正確な情報をもとに準備を進めることが大切です。
この記事では、税理士試験に向けた申込方法を、スケジュールから書類準備、注意点まで詳しく解説します。これから受験を検討している方や初めての方でも安心して手続きを進められるよう、わかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
【2025年(令和7年)の税理士試験スケジュール】
受験申込用紙の交付 2025年4月7日(月)~ 2025年5月9日(金)
受験申込受付 2025年4月21日(月)~ 2025年5月9日(金)
受験票発送 2025年6月23日(月)~ 2025年7月11日(金)
試験日 2025年8月5日(火)~ 2025年8月7日(木)
合格発表予定日 2025年11月28日(金)
※詳細な情報は、必ず国税庁HP「税理士試験受験案内」をご確認ください。
【1】税理士試験の申込用紙の入手
毎年4月に税理士試験公告が国税庁から公表され、試験日時や税理士試験の申込みに必要な受験案内・申込用紙などの受験手続の詳細が案内されます。
まずは、申込みに必要な申込用紙を入手する必要があります。
申込に必要な申込用紙は、以下の方法で入手できます。
■郵送で申込用紙を請求する(※受験申込用紙の交付期間内に申請しましょう)。
・郵送する封筒の表面に「税理士請求」と赤字で記載すること。
・郵便番号、住所及び氏名を明記した返信用封筒(A4判大)に必ず180円分の切手を貼り同封すること(返信用封筒の同封がない又は切手を貼っていない場合等には送付しません)。
・請求は、1人1部です。
■最寄りの各国税局に直接取りに行く(※受験申込用紙の交付期間内で、土曜日、日曜日、祝日等を除く、午前9時から午後5時まで)。
まずは、申込みに必要な申込用紙を入手する必要があります。
申込に必要な申込用紙は、以下の方法で入手できます。
■郵送で申込用紙を請求する(※受験申込用紙の交付期間内に申請しましょう)。
・郵送する封筒の表面に「税理士請求」と赤字で記載すること。
・郵便番号、住所及び氏名を明記した返信用封筒(A4判大)に必ず180円分の切手を貼り同封すること(返信用封筒の同封がない又は切手を貼っていない場合等には送付しません)。
・請求は、1人1部です。
■最寄りの各国税局に直接取りに行く(※受験申込用紙の交付期間内で、土曜日、日曜日、祝日等を除く、午前9時から午後5時まで)。
【2】税理士試験の申込みに必要な書類の準備
申込書類が準備できたら、必要書類の作成を行います。
【全員必要】
・受験願書
・受験申込書(兼写真票)
・受験票
【該当者のみ必要】
・受験資格を有することを証する書類(※税法に属する科目受験者のみ)
・一部科目合格(免除)通知番号が確認できる書類(※該当者のみ)
・学識等による一部科目の試験免除申請等に必要な書面(※該当者のみ)
〇受験願書
必要事項を記入し、受験手数料分の収入印紙を消印しないで貼付。個人番号(マイナンバー)の記載に併せて、個人番号(マイナンバー)が確認できる書類の写しを添付。
〇受験申込書(兼写真票)
必要事項を記入し、写真を貼付。
〇受験票
住所・氏名などを記入した上で85円分の切手を貼付。(切手を貼っていない又は金額が不足する場合、受験票は送付されません。)
〇受験資格を有することを証する書面
税法に属する科目を受験する方は、受験資格を有することを証する書面(A4用紙にコピー又は貼付したもの)を提出。
〇試験科目の免除申請に必要な書類
科目免除を受ける場合に提出します。
税理士試験は誰でも受験できるわけではなく、一定の受験資格が必要です。簿記論・財務諸表論については、2023年に受験資格が廃止され「受験資格を有することを証する書類」は不要です。税法科目を受験するために必要な受験資格は、学識、資格、職歴、認定のいずれか1つに該当する必要があります。そのため、申し込み時には自分が受験資格を満たしていることを証明する書類を提出しなければなりません。自分がどれに該当するのかを「受験案内」で必ず確認しましょう。
■受験申込み書類の書き方
受験申込は、受験案内に付属している税理士試験申込書(兼写真票)を使用します。
主な記載内容は以下の通りです。
・氏名・生年月日・性別・住所・連絡先
・写真
・受験希望科目
・受験資格
・受験地
・科目免除の有無
※受験案内に記載されている「税理士試験受験申込書記載要領」を熟読し、誤りや漏れのないように記入してください。
次の点に注意して記入・作成しましょう。
黒または青インキの筆記具を使用(鉛筆・消せるボールペン等の修正可能なものは不可)
書き損じた場合は二本線で抹消し、訂正(訂正印は不要)
なお氏名の文字や生年月日が戸籍と異なっている場合は、合格後に直ちに登録手続きができないことがあります。
写真: 縦4.5cm×横3.5cm、申込前6ヶ月以内に撮影したもの。脱帽・正面向・顔中心の人物配置で背景が無地のもの。カラー写真であること。裏面に氏名を記入。
■受験地の選択
税理士試験は例年12〜15の都道府県が受験地となっており、受験者は申込み時に希望する受験地を選択します。受験地は選択できますが、試験会場は選べません。
主な受験地は以下の通りです(年度により変動あり)
北海道、宮城県、埼玉県、群馬県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県・沖縄県など
ただし、近隣の別会場に変更されることもあるため、受験票で最終的な試験会場を必ず確認しましょう。
■受験料と納付方法
受験手数料は、受験する科目数によって異なります。
【2025年の受験料】
1科目:4,000円 2科目:5,500円 3科目:7,000円 4科目:8,500円 5科目:10,000円
受験料は、収入印紙を願書に貼り付けて納付します。
税理士試験受験願書の所定の箇所に受験申込科目数及び受験手数料を記入の上、受験手数料に相当する収入印紙を消印をしないで貼ってください。現金、郵便切手、証紙等では受け付けられませんので注意してください。収入印紙は、郵便局などで購入できます。
■e-Taxによる税理士試験の申込みとは?
受験申込み、研究認定申請及び各種届出書類等の送信に利用可能です。なお、e-Taxソフトの利用は、ICカードリーダーライターが必要になります。①受験願書、②受験申込書、③受験票、④受験資格を証明する書類のうち、①と②はe-Taxソフトで作成・送信することが可能ですが、送信後は印刷したものに収入印紙(受験料)と写真を貼って郵送する必要があります。
【全員必要】
・受験願書
・受験申込書(兼写真票)
・受験票
【該当者のみ必要】
・受験資格を有することを証する書類(※税法に属する科目受験者のみ)
・一部科目合格(免除)通知番号が確認できる書類(※該当者のみ)
・学識等による一部科目の試験免除申請等に必要な書面(※該当者のみ)
〇受験願書
必要事項を記入し、受験手数料分の収入印紙を消印しないで貼付。個人番号(マイナンバー)の記載に併せて、個人番号(マイナンバー)が確認できる書類の写しを添付。
〇受験申込書(兼写真票)
必要事項を記入し、写真を貼付。
〇受験票
住所・氏名などを記入した上で85円分の切手を貼付。(切手を貼っていない又は金額が不足する場合、受験票は送付されません。)
〇受験資格を有することを証する書面
税法に属する科目を受験する方は、受験資格を有することを証する書面(A4用紙にコピー又は貼付したもの)を提出。
〇試験科目の免除申請に必要な書類
科目免除を受ける場合に提出します。
税理士試験は誰でも受験できるわけではなく、一定の受験資格が必要です。簿記論・財務諸表論については、2023年に受験資格が廃止され「受験資格を有することを証する書類」は不要です。税法科目を受験するために必要な受験資格は、学識、資格、職歴、認定のいずれか1つに該当する必要があります。そのため、申し込み時には自分が受験資格を満たしていることを証明する書類を提出しなければなりません。自分がどれに該当するのかを「受験案内」で必ず確認しましょう。
■受験申込み書類の書き方
受験申込は、受験案内に付属している税理士試験申込書(兼写真票)を使用します。
主な記載内容は以下の通りです。
・氏名・生年月日・性別・住所・連絡先
・写真
・受験希望科目
・受験資格
・受験地
・科目免除の有無
※受験案内に記載されている「税理士試験受験申込書記載要領」を熟読し、誤りや漏れのないように記入してください。
次の点に注意して記入・作成しましょう。
黒または青インキの筆記具を使用(鉛筆・消せるボールペン等の修正可能なものは不可)
書き損じた場合は二本線で抹消し、訂正(訂正印は不要)
なお氏名の文字や生年月日が戸籍と異なっている場合は、合格後に直ちに登録手続きができないことがあります。
写真: 縦4.5cm×横3.5cm、申込前6ヶ月以内に撮影したもの。脱帽・正面向・顔中心の人物配置で背景が無地のもの。カラー写真であること。裏面に氏名を記入。
■受験地の選択
税理士試験は例年12〜15の都道府県が受験地となっており、受験者は申込み時に希望する受験地を選択します。受験地は選択できますが、試験会場は選べません。
主な受験地は以下の通りです(年度により変動あり)
北海道、宮城県、埼玉県、群馬県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県・沖縄県など
ただし、近隣の別会場に変更されることもあるため、受験票で最終的な試験会場を必ず確認しましょう。
■受験料と納付方法
受験手数料は、受験する科目数によって異なります。
【2025年の受験料】
1科目:4,000円 2科目:5,500円 3科目:7,000円 4科目:8,500円 5科目:10,000円
受験料は、収入印紙を願書に貼り付けて納付します。
税理士試験受験願書の所定の箇所に受験申込科目数及び受験手数料を記入の上、受験手数料に相当する収入印紙を消印をしないで貼ってください。現金、郵便切手、証紙等では受け付けられませんので注意してください。収入印紙は、郵便局などで購入できます。
■e-Taxによる税理士試験の申込みとは?
受験申込み、研究認定申請及び各種届出書類等の送信に利用可能です。なお、e-Taxソフトの利用は、ICカードリーダーライターが必要になります。①受験願書、②受験申込書、③受験票、④受験資格を証明する書類のうち、①と②はe-Taxソフトで作成・送信することが可能ですが、送信後は印刷したものに収入印紙(受験料)と写真を貼って郵送する必要があります。
【3】税理士試験の申込書類の郵送
※税理士試験の申込みは郵送のみです。
税理士試験の申込みは郵送(一般書留、簡易書留、特定記録郵便)のみ受け付けとなっており、持参やオンラインでの提出は認められていません。
提出先は、試験を受けようとする受験地を管轄する国税局等です。
封筒(A4判大)の表面に「税理士受験」と赤書きし、受験申込受付の期限日までに郵送します。期限後は受付されませんので、必ず期限日までに郵送しましょう。
税理士試験の申込みは郵送(一般書留、簡易書留、特定記録郵便)のみ受け付けとなっており、持参やオンラインでの提出は認められていません。
提出先は、試験を受けようとする受験地を管轄する国税局等です。
封筒(A4判大)の表面に「税理士受験」と赤書きし、受験申込受付の期限日までに郵送します。期限後は受付されませんので、必ず期限日までに郵送しましょう。
【4】税理士試験の受験票が届く
願書提出後に「受験票」が届きます。この受験票には、試験日程、会場、受験番号などの重要情報が記載されており、試験当日に必ず持参する必要があります。
受験票が到着予定日までに届かない場合は、受験を申し込んだ国税局等に問い合わせをしましょう。
税理士試験を受験するためには、受験申込みを必ずしなければいけません。申込書類や必要書類の準備には細かな指定も多く、また、受験の申込受け付け期間も短いので、うっかり忘れていると締め切りを過ぎてしまうことになります。
これから申込みを控えている方や今後税理士試験の申込をする方は、本記事を参考に、早めの準備を心がけ、余裕を持ったスケジュールで提出して試験勉強に集中しましょう。
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税理士試験を受験するためには、受験申込みを必ずしなければいけません。申込書類や必要書類の準備には細かな指定も多く、また、受験の申込受け付け期間も短いので、うっかり忘れていると締め切りを過ぎてしまうことになります。
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