フルリモート会計事務所とは?フルリモートの会計事務所への就職・転職方法についても徹底解説!
フルリモート会計事務所とは?
フルリモート会計事務所とは、原則として出社義務がなく、自宅やコワーキングスペースなどですべての業務をオンラインで完結できる会計事務所のことです。従来は出社型でオフィス勤務が基本の働き方が前提でしたが、在宅勤務と出社を組み合わせるハイブリッド型とともに、完全在宅のフルリモート勤務を導入する会計事務所も普及しつつあります。
■リモート勤務可能な会計事務所が増えてきた背景
リモート勤務が可能な会計事務所が増えてきた背景には、いくつかの要因があります。
①コロナ禍を経てリモートワークが日本社会に定着した
テレワークの導入はコロナ禍を契機に大きく進み、その後も一定水準で定着しています。企業規模や業種によって差はあるものの、テレワークが広く浸透しました。国土交通省の令和7年度(2025年度)のテレワーク人口実態調査結果では、雇用型テレワーカーの割合は、全国で25.2%(0.6ポイント増)、直近1年間のテレワーク実施率は、全国で16.8%(1.2ポイント増)となりました。コロナ禍後は、雇用型テレワーカーの割合、直近1年間のテレワーク実施率ともに減少が継続していましたが、令和7年度調査において増加に転じ安定基調で推移していることが確認でき、リモートワークが特別ではなくなってきていることが分かります。
参照:国土交通省:『令和7年度のテレワーク人口実態調査結果』
②クラウド会計・ツールの普及
クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワード等)や、チャットツール(Slack・Chatwork)、オンライン会議(Zoom・Google Meet)などの普及により、場所を問わず業務を進めることが可能なインフラが整いました。会計ソフト、オンライン会議、電子契約、ファイル共有、タスク管理ツールを使えば、対面でなくても業務を回せます。
③法制度の変化によるペーパーレス化・オンライン化の加速
最大の要因は、国が主導するDX化推進の波です。
・電子申告(e-Tax・eLTAX)の普及と義務化:
大法人に対する法人税等の電子申告は完全に義務化されており、中小企業や個人事業主においても電子申告の利用率が極めて高くなっています。申告書を紙で出力し、税務署へ持参・郵送する手間がなくなったことが、在宅ワークを支える基盤となっています。
参照:国税庁『 e-Taxの普及に向けた取組(令和6年度版)』
・電子帳簿保存法、電子取引データの保存義務化:
紙書類の電子保存が法制度として整備されたことで、物理的な書類のやり取りや対面での受け渡しが不要になりました。これによりペーパーレス化が強制的に進み、リモートワークを行いやすい環境が劇的に整いました。
参照:国税庁『 電子帳簿保存法の概要』
参照:国税庁『電子帳簿等保存制度特設サイト』
・税務行政のDX化: 国税庁は、2025年9月から2026年6月にかけて、全税目で税務調査や行政手続きなどのオンライン化(リモート化)を段階的に進める方針を打ち出しています。
参照:国税庁『 税務行政のデジタル・トランスフォーメーション』
④労働人口減少と人材確保の必要性
少子高齢化による人材不足を背景に、事務所近隣だけでなく「地方在住の優秀な人材」や「育児・介護中で通勤が難しいプロフェッショナル」、「副業・兼業人材」など、多様な人材を確保するためにフルリモートなど多様な働き方を導入する事務所も増えつつあります。
このように、ITの進化・DX化・法制度の整備・社会構造の変化によって、会計事務所の仕事がオンラインと相性の良い業務へ変化してきたことで、リモートワークやフルリモート勤務などの新しい働き方が生まれ、拡大しています。今後もこの流れは続いていくものと考えられます。
■リモート勤務可能な会計事務所が増えてきた背景
リモート勤務が可能な会計事務所が増えてきた背景には、いくつかの要因があります。
①コロナ禍を経てリモートワークが日本社会に定着した
テレワークの導入はコロナ禍を契機に大きく進み、その後も一定水準で定着しています。企業規模や業種によって差はあるものの、テレワークが広く浸透しました。国土交通省の令和7年度(2025年度)のテレワーク人口実態調査結果では、雇用型テレワーカーの割合は、全国で25.2%(0.6ポイント増)、直近1年間のテレワーク実施率は、全国で16.8%(1.2ポイント増)となりました。コロナ禍後は、雇用型テレワーカーの割合、直近1年間のテレワーク実施率ともに減少が継続していましたが、令和7年度調査において増加に転じ安定基調で推移していることが確認でき、リモートワークが特別ではなくなってきていることが分かります。
参照:国土交通省:『令和7年度のテレワーク人口実態調査結果』
②クラウド会計・ツールの普及
クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワード等)や、チャットツール(Slack・Chatwork)、オンライン会議(Zoom・Google Meet)などの普及により、場所を問わず業務を進めることが可能なインフラが整いました。会計ソフト、オンライン会議、電子契約、ファイル共有、タスク管理ツールを使えば、対面でなくても業務を回せます。
③法制度の変化によるペーパーレス化・オンライン化の加速
最大の要因は、国が主導するDX化推進の波です。
・電子申告(e-Tax・eLTAX)の普及と義務化:
大法人に対する法人税等の電子申告は完全に義務化されており、中小企業や個人事業主においても電子申告の利用率が極めて高くなっています。申告書を紙で出力し、税務署へ持参・郵送する手間がなくなったことが、在宅ワークを支える基盤となっています。
参照:国税庁『 e-Taxの普及に向けた取組(令和6年度版)』
・電子帳簿保存法、電子取引データの保存義務化:
紙書類の電子保存が法制度として整備されたことで、物理的な書類のやり取りや対面での受け渡しが不要になりました。これによりペーパーレス化が強制的に進み、リモートワークを行いやすい環境が劇的に整いました。
参照:国税庁『 電子帳簿保存法の概要』
参照:国税庁『電子帳簿等保存制度特設サイト』
・税務行政のDX化: 国税庁は、2025年9月から2026年6月にかけて、全税目で税務調査や行政手続きなどのオンライン化(リモート化)を段階的に進める方針を打ち出しています。
参照:国税庁『 税務行政のデジタル・トランスフォーメーション』
④労働人口減少と人材確保の必要性
少子高齢化による人材不足を背景に、事務所近隣だけでなく「地方在住の優秀な人材」や「育児・介護中で通勤が難しいプロフェッショナル」、「副業・兼業人材」など、多様な人材を確保するためにフルリモートなど多様な働き方を導入する事務所も増えつつあります。
このように、ITの進化・DX化・法制度の整備・社会構造の変化によって、会計事務所の仕事がオンラインと相性の良い業務へ変化してきたことで、リモートワークやフルリモート勤務などの新しい働き方が生まれ、拡大しています。今後もこの流れは続いていくものと考えられます。
フルリモートで働くメリット・デメリット
働き方が自由になる一方で、フルリモートでの働き方を理解しておく必要があります。
【メリット】
・フルリモート会計事務所で働く最大の魅力は、場所に縛られないことです。全国どこからでも働くことができ、引っ越しをしても仕事を続けやすいのも大きな利点です。
・通勤時間が不要になり、そのぶん時間を有効活用できます。
・ワークライフバランスを整えやすい点も魅力です。家庭との両立、育児、介護、資格勉強など、生活事情に合わせて働き方を調整しやすくなります。
【デメリット】
・仕事とプライベートの切り替えが難しい。オンオフの切り替えを意識しないと、集中力が下がったり、働きすぎたりすることがあります。
・コミュニケーション不足を感じやすい。チャット形式が主となるため、細かな認識違いが起こりやすくなったり、ちょっとした相談がしにくいと感じる場合があります。
・自己管理能力が求められる。納期と品質を守り抜くプロ意識が不可欠で「自律性」が強く求められる働き方です。
このようにフルリモート会計事務所での勤務は、従来の働き方では得られなかった多くの魅力を提供します。柔軟な働き方がもたらす生活の質の向上、専門性を高める時間の確保は、多くの専門職にとって大きな魅力となっています。一方で、自由度が高い反面、自己管理能力が必要な働き方です。
■求められるスキル・環境と人物像
フルリモート会計事務所では、会計・税務の知識や経験だけでなく、オンラインで仕事を進める力が重要です。特に次のようなスキル・環境・能力があると強みになります。
【スキル】
・クラウド会計ソフトの操作スキルはもちろん、複数のチャットツールやWeb会議ツールを使いこなすITリテラシー、ITツール活用能力
・チャットやWeb会議でのコミュニケーション力
・納期を守る自己管理力
・情報セキュリティへの意識
・安定した通信環境と作業スペース
【人物像】
・指示待ちではなく、主体的に自律して行動できる人
・自らタスクを管理し完結できる責任感のある人
・不明点を早めに確認できる人
・変化に柔軟に対応できる人
・一人で抱え込まず、信頼関係を大切にし、報連相ができる人
フルリモートは「自由な働き方」である一方、自走できる人ほど活躍しやすい働き方でもあります。
【メリット】
・フルリモート会計事務所で働く最大の魅力は、場所に縛られないことです。全国どこからでも働くことができ、引っ越しをしても仕事を続けやすいのも大きな利点です。
・通勤時間が不要になり、そのぶん時間を有効活用できます。
・ワークライフバランスを整えやすい点も魅力です。家庭との両立、育児、介護、資格勉強など、生活事情に合わせて働き方を調整しやすくなります。
【デメリット】
・仕事とプライベートの切り替えが難しい。オンオフの切り替えを意識しないと、集中力が下がったり、働きすぎたりすることがあります。
・コミュニケーション不足を感じやすい。チャット形式が主となるため、細かな認識違いが起こりやすくなったり、ちょっとした相談がしにくいと感じる場合があります。
・自己管理能力が求められる。納期と品質を守り抜くプロ意識が不可欠で「自律性」が強く求められる働き方です。
このようにフルリモート会計事務所での勤務は、従来の働き方では得られなかった多くの魅力を提供します。柔軟な働き方がもたらす生活の質の向上、専門性を高める時間の確保は、多くの専門職にとって大きな魅力となっています。一方で、自由度が高い反面、自己管理能力が必要な働き方です。
■求められるスキル・環境と人物像
フルリモート会計事務所では、会計・税務の知識や経験だけでなく、オンラインで仕事を進める力が重要です。特に次のようなスキル・環境・能力があると強みになります。
【スキル】
・クラウド会計ソフトの操作スキルはもちろん、複数のチャットツールやWeb会議ツールを使いこなすITリテラシー、ITツール活用能力
・チャットやWeb会議でのコミュニケーション力
・納期を守る自己管理力
・情報セキュリティへの意識
・安定した通信環境と作業スペース
【人物像】
・指示待ちではなく、主体的に自律して行動できる人
・自らタスクを管理し完結できる責任感のある人
・不明点を早めに確認できる人
・変化に柔軟に対応できる人
・一人で抱え込まず、信頼関係を大切にし、報連相ができる人
フルリモートは「自由な働き方」である一方、自走できる人ほど活躍しやすい働き方でもあります。
フルリモート会計事務所求人の見分け方
求人を見るときは、まず完全フルリモートなのか、それとも一部出社ありなのかを確認しましょう。求人票に「リモート可」「在宅相談可」とあっても、「試用期間中は毎日出社」「週に一度は出社が必要」などというケースもあります。
求人票では、次のポイントをチェックするのがおすすめです。
・出社頻度が明記されているか
・試用期間中の勤務条件はどうか
・顧問先対応はオンラインか訪問か
・使用ツールは何か
・研修制度はどうなっているか(リモート研修の実績はあるか)
・PCや周辺機器の貸与・手当はあるか
フルリモート対応の事務所は、クラウド会計、チャット、Web会議、ファイル共有などのツールが整っていたり、オンライン完結の業務フロー、マニュアル整備が進んでいる傾向があります。また、求人票の文言だけで判断せず、面接時にもしっかりと確認することが大切です。働き方や評価制度などについて早い段階で把握しておくと、入社後のミスマッチを防げます。
求人票では、次のポイントをチェックするのがおすすめです。
・出社頻度が明記されているか
・試用期間中の勤務条件はどうか
・顧問先対応はオンラインか訪問か
・使用ツールは何か
・研修制度はどうなっているか(リモート研修の実績はあるか)
・PCや周辺機器の貸与・手当はあるか
フルリモート対応の事務所は、クラウド会計、チャット、Web会議、ファイル共有などのツールが整っていたり、オンライン完結の業務フロー、マニュアル整備が進んでいる傾向があります。また、求人票の文言だけで判断せず、面接時にもしっかりと確認することが大切です。働き方や評価制度などについて早い段階で把握しておくと、入社後のミスマッチを防げます。
フルリモート会計事務所へ就職・転職を成功させる方法
フルリモート会計事務所への就職・転職を成功させるには、事前準備が重要です。まずは、安定したネット環境、静かに作業できるスペース、最低限のPC環境を整えましょう。あわせて、自己管理能力と情報セキュリティ意識も整理しておくと安心です。
選考では、次のような点をアピールすると効果的です。
・会計事務所での実務経験。
・クラウド会計や電子申告の経験。
・期限管理と正確性。
・オンラインでの報連相の丁寧さ。
・リモート環境でも安定して成果を出せること。
ただし、会計事務所のフルリモート求人は、まだまだ数が多いとはいえません。そのため、一般的な求人・転職サイトだけでなく、会計事務所・税理士事務所業界に特化した求人サイトを併用するのが効果的です。
自分に合った会計事務所・税理士事務所へ就職や転職先を探したい、どんな求人があるか調べたいという方は、会計・税理士事務所業界専門の求人サイト『ジョブノック~Job Knock~』もこの機会に是非一度是非チェックしてみてください。エリア・業務内容・雇用形態やこだわり条件で検索でき、自分にぴったりの求人を見つけやすくなっています。ジョブノックとは?~あなたに合った仕事と出会える「ジョブノック」についてご紹介!無料登録・求人検索や応募・選考・利用方法について~ご利用はこちらから↓
~まとめ~
フルリモート会計事務所は、制度整備とデジタル化の進展によって、現実的な働き方として広がりつつあります。通勤のない自由さは大きな魅力ですが、その一方で、適性や必要なスキル、環境の整備などの準備が重要になる点も見逃せません。求人を探す際は、完全フルリモートか一部出社ありかなどを確認し、自分の希望条件に合う職場を選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考に、自分に合った働き方、無理なく長く働ける就職・転職先を見つけてください。
選考では、次のような点をアピールすると効果的です。
・会計事務所での実務経験。
・クラウド会計や電子申告の経験。
・期限管理と正確性。
・オンラインでの報連相の丁寧さ。
・リモート環境でも安定して成果を出せること。
ただし、会計事務所のフルリモート求人は、まだまだ数が多いとはいえません。そのため、一般的な求人・転職サイトだけでなく、会計事務所・税理士事務所業界に特化した求人サイトを併用するのが効果的です。
自分に合った会計事務所・税理士事務所へ就職や転職先を探したい、どんな求人があるか調べたいという方は、会計・税理士事務所業界専門の求人サイト『ジョブノック~Job Knock~』もこの機会に是非一度是非チェックしてみてください。エリア・業務内容・雇用形態やこだわり条件で検索でき、自分にぴったりの求人を見つけやすくなっています。ジョブノックとは?~あなたに合った仕事と出会える「ジョブノック」についてご紹介!無料登録・求人検索や応募・選考・利用方法について~ご利用はこちらから↓
~まとめ~
フルリモート会計事務所は、制度整備とデジタル化の進展によって、現実的な働き方として広がりつつあります。通勤のない自由さは大きな魅力ですが、その一方で、適性や必要なスキル、環境の整備などの準備が重要になる点も見逃せません。求人を探す際は、完全フルリモートか一部出社ありかなどを確認し、自分の希望条件に合う職場を選ぶことが大切です。ぜひ本記事を参考に、自分に合った働き方、無理なく長く働ける就職・転職先を見つけてください。
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